シエンタ、ノア、ヴォクシーといえばトヨタでも人気のファミリーカーです。
大きさや乗車定員等が異なる車種ですが、どちらがご自分のライフスタイルに合うか比較されたことはありますか？
こちらではシエンタとノア・ヴォクシーを様々な点から比較し、お客様のおクルマ選びのお手伝いをいたします。

シエンタとノア・ヴォクシーは以下の項目で比較していきます。

まずはそれぞれデザインについてです。
シエンタはグレードにより細かい違いがありますが１つのデザイン、ノアは標準とエアロの２つのデザイン、ヴォクシーはエアロのみで１つのデザインがあります。
それでは３車種のデザインを見比べてみましょう。

シエンタは親しみやすさや操作性の良さを表現したデザインで、ノア・ヴォクシーはどっしりとした安定感を表したデザインとなっています。
サイズや性能だけでなく、デザインでクルマ選びをするのもいいかもしれませんね。
続いてインテリアも見てみましょう。

どちらも開放的な空間を作るよう設計されています。
シエンタはエクステリアデザインでもこだわった"シカクマル"を室内にもあしらい、内装も外装も一体感のあるデザインとなっています。
ノア、ヴォクシーはスタイリッシュかつ、室内の心地よさや見晴らしの良さも追及しました。
同じミニバンでもインテリアデザインは大きく違いますね。

続いてはサイズで比較していきましょう。
シエンタ、ノア、ヴォクシーともに全長・全幅はグレードや駆動で違いはありませんが、全高のみ駆動やガソリン車、ハイブリッド車で多少違いがあります。
今回はそれぞれの車種の人気グレードで比較していきます。

まずは長さから比較しましょう。
シエンタは4,620mm、ノア・ヴォクシーは4,695mmと75mmシエンタが短いですね。
幅はシエンタ1,695mm、ノア・ヴォクシーは1,730mmで35mmシエンタが小さいです。
高さはシエンタ1,695mm、ノア・ヴォクシーは1,895mmで200mmシエンタが低くなっています。
シエンタは高さ、幅が同じ寸法に設計されてるので真正面から見ると正方形に見えるのが特徴です。
続いては車内のサイズを見てみましょう。

●［　］は４ＷＤです。

ノア・ヴォクシーはグレードや駆動により値が変わることはありませんが、シエンタは室内長が５人乗りと７人乗りで変わります。
掲載のシエンタは７人乗りなので室内長は2,545mmですが、5人乗りになると2,030mmと少し短くなります。
注目なのは室内幅です。
ノア・ヴォクシーの全幅が1,730mmなのに対し室内幅は1,470mm。
シエンタの全幅1,695mmに対し室内幅1,530mmと車両はノア・ヴォクシーが大きいですが、室内幅だけならシエンタが広くなっています。
インテリアデザインについてでも触れていますが、空間の広がりを強調したりスペースを広げる工夫をした結果このような数値となりました。

※室内寸法はトヨタ自動車株式会社の社内測定値です。

続いては乗車定員です。
３車種とも乗車定員が２パターン用意されています。
シエンタは５人乗りと７人乗り、ノア・ヴォクシーは７人乗りと８人乗りがあります。

乗車定員は『最大で何人乗るのか』で決めるのが一般的ですが、例えば４人家族＋祖父母が乗車となった時どの７人乗りを選びますか？
たまに６人乗るだけ、できるだけコンパクトな車が良いということであればシエンタがおすすめです。
３列目はたまにしか出さないけどゆったり乗りたい、普段から荷物をたくさん積む等あればノアやヴォクシーがおすすめですね。

続いては運転のしやすさについてです。
何を基準に運転しやすいかは人それぞれですが、こちらでは数値で出ている最小回転半径で比較していきます。
最小回転半径とはハンドルを最大限切った状態で旋回した際、1番外側のタイヤの中心が描く円の半径のことです。
車やトラックの小回り性能を示す指標で、数値が小さいほど小回りが利き、取り回しが良くなるという特徴があります。

最小回転半径に関してはシエンタが０.５m短いという結果でした。
一般的に最小回転半径が５.０m以下の車は小回りが利く車と言われているので、シエンタはミニバンにも関わらず取り回しの優れた車ということになります。
数値上はシエンタが『運転がしやすい』ということになりますが、ノアやヴォクシーは運転視界を良くしたり工夫がされていますので決して『運転しにくい車』というわけではありません。
運転のしやすさについては実際に試乗車に乗ってみて体感されるのが１番ですね。

続いては燃費です。
燃費はグレードにより異なりますので今回は上級グレードをハイブリッド車、ガソリン車で比較。
さらにハイブリッド車は２ＷＤと４ＷＤも併せて比較していきましょう。
どちらも７人乗りの燃費を表記しています。
シエンタ：Ｚグレード
ノア：Ｓ－Ｚグレード
ヴォクシー：Ｓ－Ｚグレード

■燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて燃料消費率は異なります。
■WLTCモードは、市街地、郊外、高速道路の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モードです。市街地モードは、信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定し、郊外モードは、信号や渋滞等の影響をあまり受けない走行を想定、高速道路モードは高速道路等での走行を想定しています。

使用環境や運転方法等で異なる場合もありますが、燃費はどの走行モードでもシエンタの方が良いということになります。
同じミニバンでもシエンタはコンパクトミニバン、ノア・ヴォクシーはミディアムミニバンに分類されますのでクルマの重量も大きく異なります。
燃費重視でミニバンを選ぶ場合はコンパクトなシエンタが良いかもしれません。

続いて安全性能についてです。
安全性能といってもその機能は様々です。
衝突被害軽減ブレーキをはじめ、駐車支援機能や踏み間違い防止機能等が使用できるようになりました。
検知装置は３車種ともミリ波レーダーと単眼カメラで、車両に加えて歩行者[昼夜]・自転車運転者[昼夜]・自動二輪車[昼]が検知可能です。
全ての機能が標準装備ではありませんが、一覧を表にまとめました。

ノア、ヴォクシーに比べシエンタは一部機能が使用できません。
シエンタで使用できない機能を端的に説明すると
●トヨタチームメイト[アドバンスト ドライブ(渋滞時支援)]
→高速道路や自動車専用道路上で渋滞時にレーダークルーズコントロール＋レーントレーシングアシスト作動中(0km/h～約40km/h)に一定の条件を満たすとメーターにメッセージが表示されステアリング操作支援により、ドライバーは渋滞時の疲労の軽減が可能となり、より周囲に注意を払った安全運転が可能になります。
さらに、停車後、約3分以内に先行車が発進した場合は、ドライバーが前方を監視しているときに限り、スイッチ操作をすることなく発進します（既存レーダークルーズコントロールは3秒以内）。
停止･発進を繰り返す渋滞時のストレスを軽減します。

●緊急時操舵支援
→歩行者、自転車運転者、車両、自動二輪車と衝突する可能性が高く、自車線内に回避するための十分なスペースがあるとシステムが判断した場合で、ドライバーの回避操舵があったとき、操舵支援を行い、車両安定性確保と車線逸脱抑制に寄与します。

●フロントクロストラフィックアラート
→交差点に進入する際など、左右から接近する車両を検知。
車両が接近しているにもかかわらずドライバーが発進しようとした場合は、ブザーと表示で注意を促し出会い頭の事故防止をサポートします。

●レーンチェンジアシスト
→高速道路や自動車専用道路(一部を除く)を走行中、レーントレーシングアシストが作動中にドライバーのウインカー操作を支援開始の合図として、レーンチェンジのための操舵、車線変更先車両監視の支援を行います。
また、レーンチェンジ終了後に方向指示灯が自然消灯します。

各車種の安全性能の詳細は下記リンクよりご確認ください。

■運転支援機能のため、検知範囲、検知対象、作動速度には限界があります。必ず安全を確認しながら運転してください。
■駐車環境や道路状況、交差点の形状、車両状態、天候状態、夜間およびドライバーの操作状態等によっては、システムが正しく作動しない場合があります。
■安全運転を支援するシステムは、あくまで運転を支援する機能です。システムを過信せず、必ずドライバーが責任を持って周囲の状況を把握し、安全運転を心がけてください。
■詳しくは取扱書やＷＥＢまたは販売店でご確認ください。

６つの項目に分けて比較をしてみましたが、いかがでしたでしょうか。

01のデザインでは３車種のデザインの特徴を紹介しました。
02のサイズでは室内外のサイズを比較しました。
03ではシエンタとノア・ヴォクシーに分け乗車定員を比較しました。
04ではシエンタとノア・ヴォクシーの最小回転半径で運転のしやすさを比較しました。
05では３車種の燃費をハイブリッド車とガソリン車それぞれ紹介しました。
06では３車種の安全性能の機能を一覧で紹介しました。

今回の比較がお客様のお車選びの参考に少しでもお役立ちできていれば幸いです。

シエンタ・ノア・ヴォクシーをお探しの方はぜひカローラ鳥取へお越しください。
もちろん他のミニバン車も取り扱っております！

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